rekordboxでやる、事前CUE打ちのススメ
2018年 02月 17日
皆さまこんばんは。山田です。

▲これは1プレイヤーモードという表示ですね

▲このメモリー機能はこんな感じで最大10個とか保存しておくことが可能です。


前回の更新から間が空いてしまいましたが、皆さまお元気でしょうか?
私といえば北へ南へ飛び回り各地で酩酊(DJ)していたわけですが、その間にも会う人会う人から「ブログ読んでますよ〜〜」なんてお声がけいただけたりなんやり嬉しい限りであります。
前回の記事でクオンタイズというものについて説明をさせてもらいましたが、今回からはいよいよ設定したグリッドとクオンタイズを用いてレコボに搭載されている機能を活用していきたいと思います。
前回の記事がこちら↓
その前にちょっと触れておきたいんですが、これを読んでいるDJ各位はターンテーブルでレコードを再生したことってありますか?
最近はPCで気軽にDJを始められる時代になってきたので、実は触ったことすらない人が今は多いんじゃないでしょうか。
知らない人のために説明をしますと。デジタルプレイヤーとかCDって曲を選んで再生すれば自動的に曲の頭から再生されますが、レコードっていうものはセットしてスタートボタンを押すだけじゃ音が鳴らないものなんです。
ターンテーブルにレコードをセットした後、再生を始めたい位置を探して自分の手で針を落とさなきゃいけないんですね。
リスニングではそこまでシビアではないですが、タイミングが全てのDJにおいては死ぬほど重要な作業の1つで、無音が入らないようにとか拍子の先頭拍に来るようにと必死こいてスタート位置を探すわけです。
この作業を「頭出し」とか「CUE出し(CUE打ち)」と呼ぶんですが、今回はこのCUE関連のお話をしていきたいんだわ。いいかな?
ではまず、多くのPCDJやCDJに搭載されているAUTO CUEについて説明するよ。
これは自動的にCUEポイントを設定してくれるというものなんですが、予めdb数を設定しておくことで曲の無音部分を飛ばして最初にそのdb数になる位置にCUEポイントを設定してくれます。
クラブミュージックの多くはキックで始まるため、普段は-60dbなどで設定しておけば問題ないかと思います。
ですがdb数で検出する場合は間違った位置にCUEポイントが設定されてしまうということも多々あります。
具体的にはフェードインで始まる曲、ボーカルやノンビートで始まる曲ですね。
逆に!!!!間違っていない位置、とは!!
これはどういったDJのスタイルかにもよるので一概に言えないのですが、基本的には小節の先頭拍(一拍目)にCUEを設定することが一般的とされています。
後ろから撃ち殺される記事でも触れてますが、曲に合わせて1.2.3.4.1.2...と四拍子を口ずさんだときの1ですね。
これには色々な理由があるんですが、まぁ簡単に言ってしまえばCUE打つにもミックススタートするにも一拍目が一番分かりやすいっていうことです。
別に2も3も4も状況によってはCUE打ちすることはあるんですが、今は黙っててください。
まぁそんなCUEポイントを本来であれば曲をセットしてから探して都度設定するというのが従来のやり方だったのですが、rekordboxでは事前に設定して保存しておくことができます。その機能をMEMORY CUEと言います。

MEMORY CUEは1プレイヤーモードと2プレイヤーモードで使用可能で、CUEを設定したい位置に再生位置を合わせ、停止中にオレンジ色のCUEボタンを押すことで設定できます。
このボタン、停止中はCUEを設定する、再生中は設定したCUEポイントまで戻って停止する、という機能になっています。少しややこしいですが慣れましょう。
(CDJ本体についているCUEボタンもややこしいので知りたい人は近くの大人の人に聞いてみよう!)
で、CUEを設定したあなたは意気揚々と現場へ赴くわけですが、実はこの時点ではCUEが保存されていないので死にます。
保存するためにはCUEを打ったあとにこちらのメモリーボタンを押すことで初めて保存されるんですね。

1曲に10ヶ所もCUEを打つことなんか30年生きたけどほとんどなかったので、私はミックススタート位置のマーカー代わりに使用したりしています。
たまにあるんですよ。4小節後を狙ってるのに謎にもう1小節あったりする曲。
それを回避するためというか覚えておくためにも有効なんじゃないでしょうか。
ちなみに、このCUE打ちの作業もクオンタイズをオンにしておくことでグリッド依存してくれます。グリッド調整とCUE打ちは同じタイミングで一緒にやっちゃうのが二度手間にならずオススメです。

▲Beatsは拍、Barsは小節です
CUEを打つときに拍数や小節数がイマイチ分からない方、逆に慣れすぎて一々探すのが面倒くさい方。
そんな方はこのビートジャンプ機能を使ってもらえると、一瞬でキリの良い拍数や小節数へ再生位置を移動することができるのでうまいことやってください。

▲現場でいきなり使えるかって言ったら絶対無理な機能
そうやって設定したMEMORY CUEを現場で使用するためにはCDJ本体の「CUE / LOOP CALLボタン」を押すんです。
そうすることで一曲につき一箇所MEMORY CUEを呼び出すことができます。
ちなみにこのボタンの付近にあるMEMORYボタンを使うとCDJ側からもMEMORY CUEを設定することが可能です。逆に消したりとかもできるので、それは各自でCDJのマニュアル読んでください。
CUEだけでなくこういった設定全てに言えるのですが、事前に用意しておくメリットは「現場での時間や気持ちの余裕が増える」です。
その気持ちの余裕は閃きにも繋がるし、時間は手数を生みます。
フロアを煽ることもできるし、選曲を冷静に考え直すこともできる。思いもよらなかった手段に手を出すこともできます。
DJなんて現場で何が起こるか分からないんだから、先にできることがあればやっておくほうがいいですよね。
その為の一手間だと思ってもらえればよいかと思います。
ここで語っている基礎を応用してどう使うかは読んだ人の自由です。ぜひこの知識を有効に活用してもらえればと思います。
で、最後に忘れてはいけないことが1つ。MEMORY CUEは呼び出すごとに曲が停止します。
これは冒頭で触れた「レコードに針を落とす」ことをイメージしてもらえると分かりやすいんですが、呼び出す度に一旦針を外して再度落とし直してると思って下さい。
そりゃ音も止まるよね。
そういう人のためにデジタルDJならではのHOT CUEという別機能があるのですが、そちらはまた別の記事で紹介したいと思います。
と、いこうとで今回は事前に用意するCUEのお話でした!さようなら!!!
by choroyama
| 2018-02-17 18:09
| DJ
